目次
まずは掃除の大原則を確認しよう
お掃除の大原則その1「上から下」
どんなに慎重に掃除をしても、ホコリやゴミは飛び散って下に落ちてしまいます。だから掃除は高いところから始めて床で終わるようにしましょう。
例えばキッチンを掃除するときはレンジフードから、リビングを掃除するときはエアコンなどから手を付けると良いでしょう。
お掃除の大原則その2「奥から手前」
もうひとつ掃除で大切なことは、部屋の奥からスタートすることです。部屋のスミはホコリが溜まりやすく、一番汚れているところからゴミを持ってくることで何度も部屋の中を行ったり来たりするのを避けることができます。
特にワックスがけをする場合は、済んだ場所を踏まないためにも心がけましょう。
大掃除をはじめる前にやっておくべきこと
人を使う
楽に掃除をするには人にやってもらうのが一番です。大掃除をはじめる前に、家族の協力をとりつけましょう。
「自分は◯◯を掃除するんだけど、◯◯は手が回らないのでお願いできないかな?」
「重いので◯◯の掃除をお願いできないかな?」
「身長が低いので◯◯の掃除をお願いできないかな?」
というように、根拠を示しながらニコニコしてお願いすれば成功率はアップするでしょう。
人間は単純なもので掃除を始めるのはなかなか困難ですが、一度掃除をはじめてしまうとスイッチが入ってどんどん掃除をしたくなってきます。うまく家族を誘導しましょう。
お掃除用品を集めて一箇所にかためておく
掃除用品を探して行ったり来たりするのは効率が悪く、掃除が嫌になってしまいます。必要になりそうな掃除用品はとりあえず一箇所に集めて終わったら元の場所に戻すようにしましょう。
ホコリをかぶると困る食卓やソファーなどを新聞でカバーする
大掃除は高いところの掃除も多く、落ちてくるホコリの量も増加します。食卓やソファーなどに落ちてしまうと不衛生で掃除も大変なので、新聞紙を置く一手間をかけることでずいぶん掃除が楽になります。
窓を開けて換気扇を回す
掃除を始めるともれなくホコリが空気中に舞います。窓を開けて換気扇を回し、空気の入れ替えを行いましょう。
お風呂とトイレに洗剤を吹付ける
塩素系の洗剤を吹き付けて時間を置けば、カビなどの頑固な汚れも落ちやすくなります。
お風呂やトイレの掃除をするタイミングで吹きつけて待つのは効率が悪く体にも良くはないので、最初に吹きつけて一定時間をおいたら洗い流し、空気が綺麗になってから掃除に取りかかれるように段取りしましょう。
年末大掃除の順番をリストでチェックしよう
キッチン⇒リビングダイニング⇒その他の部屋⇒浴室・お風呂⇒トイレ⇒洗面化粧台
大掃除のスタートはキッチンから
大掃除はキッチンからスタートしましょう。キッチンは口に入れるものを取り扱うため高い衛生度が要求される一方で、臭いやカビが発生する要素が多く汚れやすい場所です。衣服や掃除用品が清潔なうちに一番大事なところの掃除を済ませましょう。
冷蔵庫・冷凍庫は、食材が傷まない寒い時期に掃除すべき箇所です。中身を全部取り出して外せるものは外して洗いましょう。ついでに賞味期限の切れたものを処分すれば省エネ節約にもなります。
また、レンジフード・換気扇は最初の難敵です。重曹を使ってずぼらに済ませる掃除方法を紹介しているのでぜひご確認ください
次はリビングダイニング
キッチンの次は、最も使用頻度が高いリビング・ダイニングを掃除します。日頃過ごす時間も長いので、大きな効果が得られます。
ここでも「上から下」を徹底し、エアコンなどの高い場所から掃除していきましょう。リビング・ダイニングの掃除が終われば、その他の居室も掃除していきましょう。
なお、玄関は、気持ちよく新年を迎えるために掃除しておきたいポイントです。
浴室・お風呂
一番の骨の折れるお風呂掃除です。カビハイターなどの塩素系洗剤を吹き付けたときは、忘れずに窓を開け換気扇を回しておいてください。
シャンプー容器や石けん置きなどの小物類はいったん外に出して別に掃除しましょう。
最後から2番めはトイレ
掃除の終わりに手を洗うので洗面化粧台を一番最後に掃除するとして、そのひとつ前は一番汚いトイレを掃除します。
トイレに流せるお掃除シートは便利なお掃除グッズですが、トイレットペーパーよりは水に溶けにくいです。はりきって一度に大量に使用するとトイレが詰まる場合がありますのでご注意ください。
最後のしあげは洗面化粧台
洗面化粧台は、掃除用品や汚れた手を洗うときにどうしても汚れてしまいます。二度手間を避けるためにも、洗面化粧台の掃除は最後にしましょう。キレイに手を洗って終了です。
実は年末よりも夏にやるほうが効率的
年末に大掃除をしてスッキリした状態で新年をむかえることは大切なことですが、実は大掃除は夏にしたほうが効率的だったりします。
夏場のほうが温度が高いので汚れも落ちやすいし、水も冷たくないのでどんどん使用できるうえ、濡れたものも乾きやすいのです。来年の夏は忘れずに大掃除すれば、その年末の大掃除はぐっと楽になるはずです。
「だったら、来年の夏にやればいいや」と思って年末の大掃除をさぼるのだけはやめてくださいね
なお、もっと簡単に大掃除を済ませたいという人は、下記の記事を参考にしてください