ふとんの乾燥だけではなく、衣類の乾燥やくつの乾燥にも使えちゃう『アッとドライ HFK-VH500』(日立)。決しておまけ機能ではなく、我が家でも日常的に活躍しまくりで便利すぎたので評価してみました。
なお、マットを使用しないタイプの布団乾燥機としては、象印の『スマートドライRF-AB20』も有名ですが、より安く買えて評判も良かった日立の『アッとドライ HFK-VH500』を選択しました。
目次
マット無しはお手軽で便利
昔ながらのマットを敷いてそこから温風が吹き出すタイプのふとん乾燥機は、非常に威力が高いのですが、なんといっても面倒くさいのが難点でした。
せっかく効果の高いふとん乾燥機でも使わなければ意味が無い!
しかも極度の面倒くさがり屋の私が使うわけがない!
・・・というわけでお手軽なマット無しタイプを選択することになりました。使ってみたら、ふとんの端からそっと差しこむだけなので本当に楽。
肝心のふとん乾燥能力ですが、隅々まできっちりと、というわけにはいきませんが十分な乾燥能力がありました。実際のところ、布団がもっとも湿気るところは人体が最も接触しやすいところであって、端のほうまでパリパリに乾かす必要はないような気がします。そういう意味では乾燥能力と手軽さを両立させた効率のいい乾燥方法と言えるでしょう。
気になる音は?
洗濯機ほどではありませんが、深夜に使用するのは躊躇するレベルの騒音です。実家にあった昔ながらのふとん乾燥機に比べれば、ずいぶん静かになったなぁという感想ですが、やはり温風を大量に吹き付けて乾燥させるという性質上、一定の騒音は仕方ないでしょう。
衣類も乾燥できる(ついでに浴室も)
HFK-VH500に付属する衣類乾燥カバー(HFK-VH300の場合は別売り)を使用することにより、衣類を乾燥させることができます。ここでおすすめなのが、浴室に持ち込んで換気扇を回しながら乾燥させることです。浴室乾燥機(浴室を乾かす機能ではなく、衣類を乾かす浴室の機能のことです)のついていない住宅の場合には特におすすめできる使い方です。
浴室乾燥機のついていない住宅の場合、浴室の換気扇を回しながら『アッとドライ HFK-VH500』の衣類乾燥機能を使うことにより、衣類を乾かすついでに浴室も乾燥させてカビを防止することができるからです。
我が家では、梅雨の時期や洗濯物の多い夏場、寒くて衣類が乾いてるのかどうかよくわからない冬場、花粉が気になる時期など、非常に活躍しています。コインランドリーに行くことを考えれば時間もお金も手間も省くことができます。コインランドリーに行く頻度が高い人は、この機能目当てに買うのもありでしょう。
使用方法のコツとしては、欲張って衣類を詰め込み過ぎると乾きにくくなるので、両端に大きめの衣類、中央には短い衣類を掛けて、風の通りを良くしつつ、ゆったりと配置することです。
気になる電気代ですが、通常の温風コースを120分で37円、節電コース150分で29円です。コインランドリーと比較すると圧倒的に安いということがおわかりいただけるでしょう。
コインランドリーの乾燥機は、大きな洗濯物を高温で一気に乾燥させることができるので、コインランドリーなりのメリットはありますが、日常の洗濯物であればHFK-VH500で十分です。我が家はHFK-VH500の導入で、コインランドリーに行く回数が激減しました。
浴室乾燥機がついている場合はHFK-VH300でいい
ご家庭に浴室乾燥機がついている場合は、衣類を乾燥させる目的でこのふとん乾燥機を使うことはまず無いと思われます。衣類乾燥カバーが付属していないぶん安い『HFK-VH300』を購入するといいでしょう。
くつを乾燥させることができる
アッとドライ HFK-VH500とHFK-VH300にはくつ乾燥アタッチメントが付属します。くつを長持ちさせていやな臭いを防止するには、靴を何足か履き回して、毎日同じくつを履かないようにするのが鉄則です。靴の臭いが発生しないようにするには、スプレーなどではなく、きっちりと乾燥させて細菌の発生を防止するのが一番なのです。
ブーツにスプレーしまくりのあなた、それ、間違ってます!
皮や合皮、ビニール靴だって「送風」で乾燥できちゃうんです。
また、湿気の多い梅雨や雨の中外出したときなど、急に乾かしたいときも多いと思います。そのようなときはこのふとん乾燥機がくつ乾燥機になって活躍します。
くつを洗った後にすぐ乾かすのにも活躍します。くつを洗ったらネットに入れて洗濯機で脱水し、『アッとドライ』のくつ乾燥機能を使えば、まさにアッという間に乾いちゃいます。
新製品HFK-VH700との比較
上位機種HFK-VH700が発売されたので変更点をチェックしてみました。
・色はシャンパンゴールドとピンクゴールド
・ふとん乾燥アタッチメントが可動し広がるようになった
・ふとん乾燥コースの時間が38分から30分に短縮された
・専用のデオドラント剤を組み込むことにより消臭作用がある
・衣類乾燥カバーが付属しなくなり、アタッチメントを上に向けて衣類を乾かす
・価格がHFK-VH500と比較して高い
消費電力は新旧一緒なので、アタッチメントの形状の工夫などによって乾燥時間を短縮させたということだと思われます。
ふとん乾燥機『アッとドライ』は売れ筋商品ですが、ある意味完成された製品なので、付加価値を付けることにより新商品を展開したのでしょう。
まとめ
ふとんの乾燥、くつの乾燥、衣類の乾燥(ついでに浴室も乾燥)。えーっと、本来の用途はなんだったかな?というくらいに、本業以外の利用頻度が高いふとん乾燥機『アッとドライ』。掃除のしにくい浴室のカビや臭いを防止してくれるというおまけ付き。我が家の今年一番のヒット商品だと思います。
日立 【マット不要】 ふとん乾燥機 (衣類乾燥カバー付) HFK-VH500-V ラベンダー
日立 【マット不要】 ふとん乾燥機 HFK-V300-P フローラルピンク