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そもそもセスキって何よ?
セスキとは、重曹と炭酸塩の中間の物質をいいます。重曹の良いところ(手肌に優しく無機質で安全)を引き継ぎながら、なおかつ溶けやすく洗浄力が強いという夢のような粉です。
ここ数年で、テレビで紹介されるようになり爆発的に普及しつつあります。
重曹より便利な理由
スプレー容器に入れても詰まらない
重曹は水に溶けにくいという弱点がありました。重曹スプレーを作ろうとしてしっかり溶かしたつもりでも、わずかな溶け残りでスプレーが詰まってしまいイライラした記憶のある人も多いのではないでしょうか。
その点、セスキは水に溶けやすく、安心してスプレー容器に入れることができます。スプレーとしての利用であれば圧倒的にセスキが有利です。
セスキスプレーの分量は水500ml(ペットボトル1本分)につき小さじ1です。
また、水に溶けやすい性質から洗濯に利用することも可能なようです(そこまでして利用する価値も見いだせないので、あまりおすすめはしません。普通に洗濯用洗剤を使いましょう)。
油汚れにより強い
セスキはより油汚れに強く、重曹で落ちなかった汚れも落とすことができます。お風呂用品のぬるぬるや換気扇の羽根などのしつこい油汚れには、つけ置き用のセスキ水を作ってしばらく付けておくと、面白いように汚れが浮き上がって落とすことができます。
つけ置き用のセスキ水の分量は水3リットルにつき大さじ1です。汚れ具合に応じてセスキを溶かす分量を調節すると良いでしょう。
アルカリ性が弱く、重曹より肌に優しい
重曹よりアルカリ性が弱く、肌に優しい物質です。長時間使用するのであれば念のためゴム手袋をするに越したことはありません。
セスキの短所
重曹より少し割高
市販価格を調査したところ、セスキのほうが重曹より少し割高なことが多いようです。セスキの人気が高まってきたために値上げされ、価格の開きがやや大きくなりつつあります。重曹でいけるところは重曹を使うという使い分けをおすすめします。
重曹より研磨力や消臭力が弱い
セスキは重曹ほどの研磨力や消臭力はありません。
下記の記事で、重曹を用いて水筒やペットボトルを洗う方法をご紹介しましたが、これは重曹の研磨力や消臭力を利用した洗浄方法です。したがって水筒を洗うという目的で用いるなら、セスキよりも重曹を選択すべきです。
まとめ
セスキは、使い勝手などの総合力では重曹より上と判断します。ただしコストパフォーマンスでは重曹も捨てがたいので、普段使いは重曹、スプレー用途やここぞという時のしつこい油汚れにはセスキというように、使い分けることがおすすめです。